もも上げの効果を爆発的に上げる方法

トレーニングの科学
https://paragon-style.com/archives/5404

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もも上げをする意味を知るべし!

陸上部に関係なく、体育の時間に言われたことがありませんか?

もっと足を上げて!!

もっと膝を上げて!!

「もも上げ」という動作のことですね。
ここで大切なのは、ももを上げることではありません!

もも上げトレーニングの”本当のねらい”について解説していきます。

もも上げ動作とは?

https://style.nikkei.com/article/DGXMZO30193220Y8A500C1000000/?page=2より引用

もも上げとは、膝を高く上げて、太ももを股関節と90度ぐらいまで上げる動作のことです。
ウォーミングアップなどによく取り入れているトレーニングですね。

走るための推進力は何から生まれているのか?

もも上げトレーニングについて説明する前に、どうすれば速く走れるのかについて説明していきたいと思います。

どうすれば前に進むのか?ということです。
全ての走る動作に共通していることです。

説明できるキーワードとしては、地面反力というものが大きく関係しています。
この地面反力というのは、陸上選手がよく言う「地面から受ける反発」のことを言います。

地面からの反発って何?

これを説明するためには、例を考えて説明するとわかりやすいと思います。

https://www.zeroone.fun/posts/6089181/より引用

友達と正面に立って手押し相撲の形をとります。
次に、相手の手めがけて思いっきり力を加えて押します。

相手は、押された方向に向かって力を受けます。
それと同時に、自分が押したのにも関わらず、自分の方向にも力を受けます。

これを、物理の法則では、作用・反作用の法則と言います。
この法則こそが、地面からの反発を説明するために重要です。

https://studyphys.com/tl-of-motion/より引用

推進力と地面反力の関係

どうしたら速く走れるのかについて分かってきましたか?
では、もう少し詳しくやっていきましょう!

https://sprint-condition.info/category1/entry22.htmlより引用

この図を見てください。
さきほどの作用・反作用の法則について考えてみましょう。
地面に加えた力が地面に作用した力であり、それに対して、地面から跳ねかえってくる力(反作用)が存在しています。

地面から跳ね返ってくる力=前方向への推進力

ここまで理解できれば、もも上げのトレーニングのねらいも少し見えてきましたか?

もも上げトレーニングのねらい

速く走るためには、地面から跳ね返ってくる力を大きくすれば良いということです。

もも上げをウォーミングアップや、技術練習として取り入れていくときのねらいは、「地面から跳ね返ってくる力を大きくする」ことにあります。

地面から跳ね返ってくる力は、どうしたら大きくなるか?

これは、非常にシンプルです。
作用・反作用の法則を思い出してみてください!
反作用は、作用される力の大きさと同じ力が反対方向に跳ね返ってくる。

地面から跳ね返ってくる力を大きくするためには、地面に加える力を大きくすれば良い!

もも上げトレーニングをどのようにすれば良いか?

まず、もも上げトレーニングという名前自体、私は間違えていると思っています。

正解は、もも降ろしトレーニングだと思います。
地面に大きい力を加えるためには、地面に向かって大きな力で足を振り下ろす必要があります。

もも上げは、ももを上げるのではなく、足を素早く地面に振り下ろすべきです。

まとめ

ももを上げる意識よりも、素早く振り下ろすことが重要

ここまで見ていただきありがとうございました。
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