「力み」徹底解説

フリー素材トレーニングの科学

無駄な力を減らす方法は練習だ!

私自身も、そうだったのですが、何かの動作をすると必ずといっていいほど

「無駄な動きが多い」

「身体が力んでいる」

とよく言われていました。
無駄な力ってどんな力だろうと素直な疑問を持つようになりました。
そこから「脱力」に対して練習中に考えるようになり、自分の体を用いて実験してみたりしていました。

本記事では、無駄な力というものについて科学的に分析していきたいと思います。

https://magiciandaisuke.com/?p=3004より引用

「無駄な力」とは?

無駄な力とは、必要のない筋肉が力を発揮してしまうということ。

無駄な力の例
「走っている時に肩に力を入れている」

この状態になってしまうと誰でも上手に力を操れなくなり、結果的にパフォーマンスが下がってしまうというのは、皆さん経験的に分かると思います!

この現象が起きるのは、人間的に言えば当たり前のことだということを、まず知ってほしいです。

人間は、「力を入れる」ことよりも、「力を抜く」ことのほうが難しいということです!

コレは人間の神経の働きが関わってきて非常に難しい内容になっています。

ここでは、簡単に
「無駄な力というのは、運動に対して筋肉がどれくらいの力を出せば良いかを理解できていない状態」
であると理解していただければ十分です!

無駄な力をなくすには?

ここまでで、筋肉が「適切な力」を把握できていないために無駄な力が生じてしまうということが分かったと思います。

つまり・・・
無駄な力をなくすためには、筋肉が運動に必要な力だけを発揮できれば良いということです!

それを説明しているのが下の図です!

http://rikujo.taiiku.tsukuba.ac.jp/column/2018/122.htmlより引用

この図から分かることは、

初心者
運動に対して過剰な力(無駄な力)によって、発揮される力が減少している様子です!

中級者〜上級者
運動に対して過剰な力を調整する能力を身につけることで、無駄な力を他の力によって抑制されている状態です!

一流(玄人)
適切なレベルの力を発揮している!
(無駄な力を発揮していない)

無駄な力を減らすためには、力の入れ具合を確かめながらする練習が良いのではないかと考えられます!

 

無駄な力を減らしていく具体的な方法

私は、無駄な力を減らすための具体的な方法として2つおすすめします!

①圧倒的な反復回数
②自己調節

①圧倒的な反復数

コレに関しては、誰でも分かっているよ!と言いたくなるような内容ですよね!
でも、実際、実践できている人が少ないということを感じています!

この記事を読んでいる人の中に、練習を始めてからこの動作だけは他の人に負けないレベルでしているということを断言して言える人がいますか?

コレが断言できる人は、本当に実践できている人です。コレを実践できている有名人としては、「本田圭佑」がいます。あそこまで、練習をしてきたことことを大きく声に出して言える人は、日本人の中には本当にごくわずかであると思います。

陸上界で言えば、山縣選手です。山縣選手も、一つの動作について動画を撮って、自分の理想の動き見比べて違いを修正することを何十年と続けています!

このように毎日、毎日、反復することができている人は、必ずパフォーマンスが伸びます!

https://www.seiko.co.jp/sports_music/sports/support_player/yamagata.htmlより引用

②自己調節

私は、スポーツ選手におすすめしたいのは、この項目です!これまでたくさんの選手を指導してきて、この指導を実践できる選手は、本当にどのような環境にいっても記録が伸びています!

自己調節の方法について説明したいと思います!

https://qoly.jp/2017/08/06/shinji-okazaki-at-world-athletics-championships-2017-iks-1

https://qoly.jp/2017/08/06/shinji-okazaki-at-world-athletics-championships-2017-iks-1より引用

自己調節の目的
「自分のベストタイムを何%の力で達成できるか?」を知ることです!

具体的には30m走のタイムについて例えていきたいと思います。
30ベストタイム:4秒00

①その日の練習で一本目に計測したタイムをベストタイムとします。

②次に走る時に、気持ち的に全力の95%の力で走ってみます!その時のタイムがベストタイムと同じくらいであれば、残りの5%は力を使いすぎていると分かります!

このような方法で、力の発揮を自分で調整することで、自分だけの適切な力の出し方を習得することができて、より効率的な走りを身につけることができます!

ストップウォッチを使用することで、練習の質が大きく上がることは間違いないと思います!

適当な距離を走る練習は、目的のないトレーニングであまり効果がありません!距離を決めてストップウォッチを用いて3本走ることのほうが本当に意味のある練習になっています!

ストップウォッチは、安いので値段に対してのトレーニングの質の向上を考えれば、絶対に買うべきだと思います!

コロナウイルスのせいで練習不足かもしれませんが、練習の質を上げて、できる限りのことをしましょう!

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まとめ

無駄な力を減らすことで、パフォーマンスは向上します。
無駄な力を減らすためにも、反復回数と力調節の方法を身につけることが成長への最短距離です!

ここまで読んでいただきありがとうございます。
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