ランニングエコノミーの向上は、ランニングの効率化
最近では、マラソンやランニングをすることがブームになりつつあり、町中で走っている人を多く見かけます。その影響で、ネット上では初心者には見分けることが難しい間違った情報を見かけるようになりました。
そこで、今回は、普段からよく耳にする「ランニングエコノミー」とは何かについて説明していきたいと思います!
エネルギーについて
まず、「ランニングエコノミー」について知る前に身体を動かすエネルギーについて知っておく必要があります!
人間は、走るためにエネルギーを生み出さなければいけません。このエネルギーは、身体の中の糖質や脂質から生み出されます。その時に使用されるのが酸素です。この酸素は、息を吸うことで体内に入ってきて、血管を通って筋肉へ行き、そこで糖質や脂質と結びつきます。その結果エネルギーが生み出されます!
https://runners-core.jp/%E3%83%9E%E3%83%A9%E3%82%BD%E3%83%B3%E3%81%A8%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0/5088/より引用
必要なエネルギー量
走るために必要なエネルギー量は、人によって様々です。これは、人によって体重や走り方、体脂肪率によって変わってきます。
つまり、人には、エネルギーが効率良く使われる人と、そうでない人がいます。この効率が良ければ、長い距離を少ないエネルギーで走れるので、パフォーマンスが高いのです。
この効率のことを、ランニングエコノミーといいます。
エコノミーは経済性という意味があります。
http://athlete.evolu.co.jp/wp/9547より引用
ランニングエコノミー
ランニングエコノミーは、さきほど言ったように、体重などの個人差があることが分かっています。それだけではなく、競技特性も影響してきます。
短距離選手は、筋肉量が多く、速く大きな力を使うので、実際のところ効率よりも出力の大きさを優先しています。
長距離選手は、体重が軽く筋肉量が少ないためにランニングエコノミーが高いということです。
このランニングエコノミーについて、厚底シューズが影響することが報告されています。ここで、詳しく述べているので、ぜひ見て下さい!
また、筋肉の性質が、ランニングエコノミーに関して影響していることを示している論文も、これまでに報告されています。実際に、順天堂大学では、この特性について明らかにされていて、「どうしてケニア人ランナーが速いのか」についても触れられています。こちらの記事を読んでいないかも、是非どうぞ!
ちなみにコレまでの研究で東アフリカのエリトリアのランナーは、日本のランナーよりも10~15%程度ランニングエコノミーが優れているという報告もあります
まとめ
ランニングエコノミーは、エネルギーの消費効率である
ここまで読んでいただきありがとうございます。