〜やり投げ選手に必要なのは爆発的な力を発揮するトレーニング〜
やり投げ選手の主な悩みとして
◯専門的に教えてくれる人が少ない
◯周囲にやり投げをしている人が少ない
といったことがあります。
このような悩みを持った人は、日本中に本当にたくさんいます。
本記事では、やり投げ選手がするべきトレーニングについての悩みを解決します.
メディシンボールトレーニング
メディシンボールは、はっきり言って買うべきです!
むしろ持っていない人がいるのは信じられません。。。
メディシンボールが一つあれば、補強から技術練習まで、ありとあらゆる、やり投げに必要な練習が可能になります。
まだ、持っていない人は、重ためのメディシンボールと軽くて小さいメディシンボールを買うことをおすすめします!
ここでおすすめするトレーニングは、
現在やり投げをしていて、全日本実業団の出場している選手がYOUTUBEに載せている動画から紹介したいと思います。この動画、本当におすすめなので、できれば全部試してみてください。
投擲能力を高めるためのメディシンボールドリル11種 Javelinthrow/やり投げ
動画の中で特にお勧めしたい種目と理由について書いていきたいと思います.
オーバハンドスロー(砲丸頭上前方投げ)
動画の41秒〜
これは、砲丸を頭上から両手で遠くに投げ飛ばすトレーニングの1つです。
メディシンボールでの練習でも同程度の効果があると考えられます。実際に、権威ある論文誌において槍投げに有効であるとされています。
ツイスト投げ・反り投げ
ツイスト投げ
動画の21秒〜
メディシンボールを左右の地面に投げつけるトレーニングです。これは、体幹の特に横側の筋群を刺激することができます。
反り投げ
動画の29秒〜
メディシンボールを使って体の反りを活かして、投げるトレーニングです。
これにも、体幹の前部と後部を刺激する良いトレーニングです。これらの体幹の面積は、やり投げの飛距離と関係があるとされています。
その他のメディシンボールトレーニング動画
【陸上】やり投げ メディシンボール&ケトルベルトレーニング
Specific S&C for Javelin Throwers – (Ball Throwing) – Video 2
Technique & Throwing Power Circuit: Javelin
ウエイトトレーニング
やり投げにおけるウエイトトレーニングは、初心者と熟練者で大きく異なってきます。
初心者は、基礎的な体力要素を向上させる
熟練者は、やり投げ特有の体力要素を向上させる
シャフト&重り
初心者ならば、とりあえずバーと重りがあれば最低限のトレーニングを行うことができます。
ダンベルと違ってバーベルを買うときは、少し値段が高いものを買いましょう!
安いものを買うと命に関わるような事故が起きる可能性が高くなります。
チンニング
シャフトは値段が高すぎる・・・・
という方には、チンニング(懸垂)マシーンがおすすめです。
チンニングをすることで、広背筋・上腕三頭筋、二頭筋と投げるために必要な筋力をつけることができます。値段も安く、コスパも良い。迷うなら買うべきです。
チンニングする際に、腕を棒に固定するためのベルトも購入しておくと、効いてほしい筋肉を使いやすくなります!
初心者トレーニング
ベンチプレス・デッドリフト・スクワットいわゆるBIG3と言われるものですね。
意外と熟練者の中にも勘違いをしている人が多くいます!
ベンチプレス
【初心者】正しいベンチプレス講座【筋トレ】スクワットの方法
【初心者】正しいスクワット講座【筋トレ】デットリフトの方法〜初心者必見〜
【筋トレ】正しいデッドリフト講座【フォーム】【怪我予防】【初心者】
熟練者トレーニング
熟練者というよりも、やり投げの選手がしているウエイトトレーニングを紹介していきたいと思います。
クリーン
【クリーン 筋トレ 】ハイクリーン/パワークリーンのやり方とフォームを詳しく解説!
スナッチ
この二つは、投擲選手だけでなく、瞬発力を使用する選手においては有効であるとされています。しかし、技術的に非常にレベルが高いので正しい姿勢を身につけるまでは、軽い重さですることをおすすめします。
スクワットラック
熟練者の方には、バーベルだけでなく、スクワットラックをおすすめします。これが、あればほとんど全部のトレーニングが行なえます。
ここからは、実際にやり投げ選手がしているウエイトトレーニング動画も併せて紹介したいと思います。
上腕三頭筋,背中の筋群を鍛えるためのトレーニング
【陸上】やり投げ ディーン元気のトレーニング | Genki Dean Javelin training動画1分17秒〜
これは、よく槍投げ選手が行っているトレーニングです。主に、腕の振り切り・投げに使用する筋群への刺激・障害予防の目的があると思います。
上腕三頭筋を鍛えるための方法として難易度が少し低いものがこちら。
[三頭筋]トライセプスエクステンションのやり方【筋トレ】
世界一流の選手と言っても、BIG3をほとんどと言っても良いぐらい、練習に取り入れています。基礎から丁寧に繰り返して行うことがパフォーマンスの向上につながるということです。
やりを使ったトレーニング
やりを使うトレーニングといっても、工夫次第で多種多様です。
ここでは、選手ごとのトレーニング動画を紹介していきたいと思います。
トーマス・ローラー
トーマス・ローラーのトレーニング集 Javelinthrow/Thomas Rohler/Workout/やり投げ
ベター・ローラー・ウェーバー
Javelin Throw – Training – Johannes Vetter, Thomas Röhler and Julian Weber
トルキルドセン
Javelin Workout & Drills training By Timothy Herman & Andreas Thorkildsen
おすすめ
最後に一番お勧めしたいのは、このYOUTUBEでのドリル動画です。
このシリーズは、非常に興味深いのが多く面白かったです。
Javelin Drills 20 – Javelin training Strasbourg 2019
まとめ
どんなに技術のレベルが高い人でも基礎的なことは、欠かさずしています。人から技術を盗み、反復して、身につけることが一番大切です。
やり投げに関する動作についてのギモンを解決する記事も書いています!
https://running-research.com/126/