譜久里武の陸上論
みなさん、譜久里武さんをご存知ですか?
昨年、4✕100mリレーで約20年ぶりにマスターズ世界記録を更新するという快挙を成し遂げた選手です。
今回は、この偉大な記録を打ち立てた譜久里さんへの直撃インタビューの内容を紹介したいと思います。
※コロナウイルスのこともあり、オンラインでの取材をさせていただきました。
プロフィール
譜久里武(ふくざと たけし)
・沖縄県久米島出身
・身長185cm/体重80kg
・ベストタイム 100m 10秒87
40歳以上のアジア人で初めて100mを10秒台で走ったスプリンター
何といってもこれが、やばすぎますよね。
学生スプリンターが目標にする10 秒台を40歳を超えてから更新するという凄さ!
これだけでは、終わりません!!
2019年のアジアマスターズ陸上inマレーシアでは、朝原さんらとともに4×100mリレーで世界記録を20年ぶりに樹立しました!
現役スプリンターをしながら、指導者をしておられます。
今回は、譜久里さんに日本を代表するアスリートと指導者の両方の目線から様々な回答をいただきました!
インタビュー内容
オンラインでお話を聞かせていただいている様子
Q 譜久里さんにとっての陸上競技とは?
A陸上競技を通して、自己成長をすることができて、自己肯定感を高めることができる。また、陸上競技を通して沢山の仲間に出会うことができる、素晴らしいものです。
Q トレーニングで大切にしてほしい意識とは?
A「できると信じる」ことです。自分自身も、初めて陸上を始めてた時は、勝てないと思っていました。周囲の人にも、そのレベルじゃ通用しないと何度も言われていたためです。しかし、自分を信じてネガティブなことをクリアし続ければ、必ず結果はついてくるものです。
ただ、走るだけでは、面白くありません。様々な工夫を考えて、練習することが必要だと思っています。練習の中で、マークを使ったり、タイムを測ったり、飽きない工夫をすることも大切ですよ。
Q 中高生がトレーニングで大切にしてほしいことは?
A全体的にトレーニングすることが大切だと思います。何かだけをするのではなく、身体全身のトレーニングをしてほしいと思います。
何かのメニューがあるなかでも、一つ一つのトレーニングの意味を考えて積み重ねていくことが大切であると考えています。
Q モチベーションが上がらない時は、どうしますか?
Aモチベーションが下がることがありません笑
これは、毎日のプロセスを大切であると考えているからです。世界記録をもちろん目指していますが、目指す過程を大切にしていたので、モチベーションが下がることはあまりありません。
でも、世界記録を出そうと意気込んだ大会でバトンパスが起きて、誹謗中傷の言葉を浴びたこともあります。その時は、少し落ち込みました。でも、今でも陸上を続けているのは、「陸上が大好き」であり、「人とのつながり」があったからです。
Q 強くなる選手の特徴は?
A「素直な選手」がやはり強いですね。指導している小学生で、日本一になった選手がいました。この選手は、週2回しか練習していません。とても素直で、何よりも走ることを楽しんでいました。やっぱり楽しむことも大切だと思います。選手は、素直であり、自分の可能性を信じることが良いと思いますね。
中高生へ一言
A私は、10代に戻れるのであれば、一億円払います。それぐらい戻りたいと思います。君たちは、その10代を過ごしています。ポケットの中に一億円が入っているのと同じなんです。若さの可能性は無限大です。ぜひとも、頑張って下さい!
インタビューをして、筆者が感じたこと
最後に、私が感じた譜久里さんという人について書きたいと思います。
譜久里さんは、本当に陸上が大好きで、楽しんでおられるという強い印象を受けました。どのようなことも、好きになって楽しんだ者が勝ちだなと思いました。
最後になりましたが、インタビューに協力してくださった譜久里さん本当にありがとうございました!
オンラインスプリント指導募集
強くなるために先生から渡された練習メニューをこなすことで精一杯。これは、果たして本当の意味で陸上を楽しめているのだろうか、と考えさせられました。そこで。。。
オンライン指導を受けたい選手を募集しています。
それぞれのトレーニングの意味から、スプリントの科学的なトレーニング方法まで徹底的にサポートさせていただきます!
私は、大学院でスポーツバイオメカニクスを専門的に勉強しており、その知識を活かして、選手一人一人に寄り添った指導をしていきたいと思います。
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[追記]
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できる限り、はやく対応させていただきますがご了承下さい。
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